お店のはじまり
思えば15年位前、初めて帯広に来て2歳の長男と毎日を試行錯誤しながら過ごしている内に
自分もゆっくり座って子どもとおやつやお昼ごはんを食べたいなぁ、きっとおばあちゃんの家なら
安心素材の食べ物があって、いつまでも座って楽しく笑っていられるから子どもも嬉しいかもしれない。
忙しさの中で、そんなことを考え、いつかそんな場所を作りたいと思っていました。
その内、長男のアトピー性皮膚炎は卵・乳が原因と分かり、できるだけ使わなくても作れるものばかり
作るようになり、今に至ります。
里のあかりのパン・お菓子は生地等に卵・乳製品は使っていませんが、種類に寄って「クリームチーズ」
「ホワイトチョコ」など明記してトッピングやフィリングに用いているものもあります。
食べ物を突き詰めて、何なら食べても大丈夫なのか?ストイックになってしまう経験がある方は沢山いると思います。
何でも有り過ぎる。と思った時、1つひとつ、明るさのスイッチを消していきました。
如何に余分なものが多かったのか、真っ暗になると大事な光は小さくても見えるんです。
今日、食べられるものがあった、本当はそれだけで充分幸せなことなんだよね。
と思えるようになりました。
そんな思いの里のあかりは、誰にとっても居心地の良い場所であることを願います。
今あるものを大事に、自然、時間、人の温かさ、、、。
ここでお会いできる日を楽しみにお待ちしています。 店主